将棋の棋王戦コナミグループ杯は11月5日、羽生善治九段(52)と伊藤匠五段(20)が挑戦者決定トーナメント準決勝の対局を行っている。本局は振り駒の結果、伊藤五段の先手番に。戦型は「相掛かり」の出だしとなった。
両者は、本局が初対戦。振り駒で伊藤五段の先手に決まると、得意戦法の相掛かりを志向した。羽生九段が慎重に持ち時間を使いながらの進行に対し、伊藤五段は準備の作戦か比較的早いペースで指し進めた。次世代を担う気鋭の伊藤五段の研究に、将棋界のスーパースター羽生九段はどのように対応していくのか。この後の本格的な戦いに向けて、大きな注目が集まっている。
棋王戦挑決トーナメントは、両者のほか、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)、佐藤天彦九段(34)がベスト4に顔をそろえた。3日に行われた準決勝では佐藤九段が藤井竜王に勝利。勝者組決勝戦進出を決めた。棋王戦では準決勝以降は2敗失格ルールを採用しており、負けた場合は敗者復活戦から挑決二番勝負進出を目指すことができる。したがって、藤井竜王は敗者復活戦に。年度内“六冠”獲得へは厳しい道のりとなるが、大記録への挑戦にも期待が寄せられている。
持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
羽生善治九段 骨付き鶏もも肉のガーリックローストセット
伊藤匠五段 肉豆腐山椒弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲伊藤匠五段 3時間20分(消費40分)
△羽生善治九段 2時間59分(消費1時間1分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)





