将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選が12月14日に行われ、羽生善治九段(52)と三枚堂達也七段(29)が午後2時から予選決勝の対局を開始した。本局の勝者は、最後の一枠となった本戦出場が決定する。
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:33期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の通算99期を数え、7タイトル時代に全てを保持する七冠独占、永世称号の規定がある7タイトルの全てで資格を得る永世七冠を達成している。棋戦優勝は、朝日杯での5回を含む歴代最多の45回。午前中に行われた予選準決勝では長谷部浩平五段(28)に勝利。4期ぶりの本戦入り、さらには7期ぶりの優勝を目指す。
三枚堂七段は、2013年10月に四段昇段。竜王戦2組、順位戦C級1組。2017年の上州YAMADAチャレンジ杯で棋戦初優勝を飾った。今年度は15勝7敗で勝率は0.6818。今期の朝日杯は一次予選からの登場で、日浦市郎八段(56)、片上大輔七段(41)、斎藤明日斗五段(24)に勝利し二次予選に進出。午前中に行われた予選準決勝では、青嶋未来六段(27)に勝利し決勝戦へと駒を進めた。本局を制し、5期ぶり2回目の本戦入りを狙う。
両者の対戦は2019年12月に行われた朝日杯二次予選の1局で、羽生九段が制している。約3年ぶりの対戦で、両者はどのような作戦を披露するか。さらに本戦入り最後の一枠を掴むのはどちらか、注目の一局となっている。持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は羽生九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





