“桂馬の貴公子”三枚堂達也七段、5期ぶり2度目の本戦出場決定 羽生善治九段との予選決勝に勝利/将棋・朝日杯
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 将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選決勝が12月14日に行われ、三枚堂達也七段(29)が羽生善治九段(52)に86手で勝利、5期ぶり2度目の本戦出場を決めた。

【映像】三枚堂七段が羽生九段を破り本戦進出

 三枚堂七段が、王将挑戦権を獲得し波に乗るベテラン強豪の羽生九段を撃破した。本局は羽生九段の先手で相掛かりの出だしに。互いに攻め合い、早々に激しい戦いへと発展した。“桂馬の貴公子”の異名を持つ三枚堂七段は、左右の桂馬を軽快に飛び出しペースを握る。さらに角を連携させて先手に深く切り込み、あっという間にリードを拡大させた。

 最後まで三枚堂七段の猛攻は緩まない。先手は苦しい中で何とか勝負手を繰り出すが、優勢に立つ先手は冷静に対応。飛車打ちから先手玉を仕留め、三枚堂七段が86手で快勝した。

 この結果、本戦出場者全16人が決定。前回優勝の菅井竜也八段(30)、3回の優勝実績を持つ藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)のほか、渡辺明名人(棋王、38)、永瀬拓矢王座(30)が頂点を目指して激突する。本局を制した三枚堂七段は5期ぶり2度目の本戦トーナメント1回戦で、前回準優勝の稲葉陽八段(34)と対戦する。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】独占 朝日杯二次予選 羽生善治九段-長谷部浩平五段/第1局勝者対局
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