将棋の棋王戦コナミグループ杯五番勝負は3月19日、渡辺明棋王(名人、38)と挑戦者の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が現在、第4局の戦いを行っている。シリーズ大詰めの本局、注目の戦型は4局連続で「角換わり」が志向された。
11連覇を目指す渡辺棋王と、初奪取で六冠獲得を狙う藤井竜王が激突している注目のシリーズ。2月の開幕から藤井竜王が2連勝とスタートダッシュを決めたが、第3局で渡辺棋王が反撃の1勝目を飾った。
本局は、渡辺棋王の先手番。戦型は本局も「角換わり」の出だしとなり互いに速いスピードで指し進められ、すでに中盤戦に突入。ABEMAの中継に出演した飯島栄治八段(43)は「かなり新しい将棋。長い一日になりそう」とコメントし、伊藤匠五段(20)は「少し前までの局面はお互い研究範囲かと思っていたが、このあたりから一手一手難しくなってくるのでは。水面下では研究されていた将棋だと思うが、実戦例も多くなくそこまでメジャーな変化ではない」と印象を語った。
渡辺棋王が本局で勝利すると通算成績は2勝2敗となり、フルセットへ。藤井竜王が勝てば羽生善治九段(52)が1994年12月に達成して以来史上2人目の六冠達成となり、最年少記録も更新されることになる。
持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明棋王 栃木和牛のステーキ丼
藤井聡太竜王 鹿沼にらの玉子とじと八汐鱒の押し寿司
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明棋王 3時間4分(消費56分)
藤井聡太竜王 2時間32分(消費1時間28分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)