名人3期の佐藤天彦九段が語る“揮毫”のこだわり ファンは「お人柄が出ますね」「貴族フォント?」
【映像】佐藤天彦九段の美しい揮毫入り色紙

 将棋渡辺明名人(38)に六冠保持者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負は4月6日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で2日目の対局が行われている。ABEMAの中継には名人3期の佐藤天彦九段(35)が出演。自身が揮毫した色紙を紹介し、そのこだわりを語った。

【映像】佐藤天彦九段の美しい揮毫入り色紙

 佐藤九段は第74期(2016年度)から名人3連覇を飾ったほか、棋戦優勝4回を誇るトップ棋士。優雅な身のこなしや独特のファッションセンスから“貴族”の愛称で親しまれている。開催地「ホテル椿山荘東京」で行われている大盤解説会の合間に、聞き手の飯野愛女流初段(36)とともにABEMAの中継に出演。大盤解説会の「次の一手クイズ」正解者に贈られる揮毫入りの色紙を紹介した。

 飯野女流初段は「棋愛」の2文字。父で師匠の飯野健二八段(68)から贈られた言葉で、「“将棋を愛する”と“気合を入れる”いう意味と、自分の名前の3つの意味が込められていて、一番大事にしている言葉です」と力強い揮毫入り色紙を紹介した。

 続く佐藤九段は柔らかな書体の「優美」。「特に深い意味は込めていない」と言うが、「色紙に書いた時に綺麗に映える図柄になるように」とデザイン性を重視しているという。さらに「額に飾っていただいた時のことも考えて、なるべくコンパクトに」と中央にやや小さめに揮毫しているようだ。「直感です」と笑ったが、佐藤九段の美への深いこだわりに、視聴者からは「美しい」「余白の美ね」「さすがのこだわり」「文字にはお人柄が出ますね」「貴族フォント?」「飾りたい」「字のバランスよき」「すてき~」と多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】第81期 名人戦七番勝負 第一局 2日目 渡辺明名人 対 藤井聡太竜王
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【映像】佐藤天彦九段の美しい揮毫入り色紙
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