【MLB】レッドソックス2-1エンゼルス(4月16日・日本時間17日/ボストン)
打った瞬間、「ヒットだ」と感じる打球だった。3番・DHで出場したエンゼルス・大谷翔平投手の2打席目。カウント1-1からの3球目、低めボール気味の球を引っ掛けるも、打球は弾丸ライナーでライトへ一直線。レッドソックスのライト・ヴァードゥーゴがジャンプして好捕したためアウトとなったが、その打球は時速103.5マイル=約165キロという驚きの速度だった。レッドソックスのジャスティン・ターナーが放った2ランホームランの103.2マイルを上回った。
【映像】大谷翔平、低めをすくった打球が弾丸ライナーでライトを襲う
昨今、日米の野球界ではバッターの打球速度が注目を集めている。「速度が速いほど強打者」であるのは言うまでもないが、プロ野球界における打球速度の平均は140~150キロである。
そんな中、大谷の打球速度はメジャーでも突出している。プレー解析システム「スタットキャスト」によると、大谷の”最速打球”は2022年4月10日に放った二塁打で、191キロという超絶的なスピードだった。「ロケットだぁ!」と叫ばれるのも納得の速度であり、最速ランキングでは両リーグ3位。これはヤンキースのホームラン王、アーロン・ジャッジを上回る驚異的な速さである。
また、その2カ月後の6月25日のマリナーズ戦で放った16号ホームランは118マイル=190キロ。飛距離は何と141メートルを記録した。
低めをすくった打球が165キロを計測する――。これも大谷の「バケモノ伝説」のひとつだろう。WBCの強化試合での膝つきホームランが話題となったが、これも打球速度が速いがための結果である。
SNS上でも「惜しい!」「いいあたり」「もう少し伸びれば」など賞賛する声があふれたが、大谷の打球速度が世界最速となる日も、そう遠くないかもしれない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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