「やはり怖い!」「ローテ的には荒れる日」 “投げる度に別人” 藤浪晋太郎、打者4人に3四球の大乱調! 課題は制球難だけ 相性の良い捕手探しが急務か
【映像】藤浪、大ピンチ!ストライクが入らない…!

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5月5日(日本時間6日)に行われたカンザスシティ・ロイヤルズ対オークランド・アスレチックスの一戦で、アスレチックスの藤浪晋太郎が登板。3点を失い、0回1/3でマウンドを降りた。

【映像】藤浪、大ピンチ!ストライクが入らない…!

9-5、アスレチックス4点のリードで迎えた7回裏に、3番手として登板した藤浪は、この回先頭の1番エドワード・オリバレスにストレート主体の投球を見せるも、制球が定まらずに四球を与えると、無死1塁となって迎えた3番ビニー・パスクァンティーノに対しては、ストレートを4球続けるもストライクが入らず、2者連続四球に。

しかしそれでもストレート主体の投球を続ける藤浪は、無死一、二塁の場面で迎えた4番サルバドール・ペレスにも初球にスライダーを投じ、2球目からは5球続けてのストレート。そして、フルカウントから投じた6球目、真ん中やや内側、153km/hストレートでショートフライに打ち取った。ここで立ち直るかに見えた藤浪だったが、続く5番ニック・プラットに対しては、全球ストレートで勝負するも、これがすべて外れて四球に。

一死満塁の大ピンチを招くと、ここで堪らずベンチが動き、藤浪はマウンドを降りることに。その後、4番手オースティン・プルイットがライトへの犠牲フライとレフトへの三塁打を相次いで許したため、藤浪は失点・自責点ともに3となり、なんとも不本意なマウンドとなった。

今回の投球を振り返ると、藤浪が対戦した4人の打者うち、ストレートの四球を与えたのは3番パスクァンティーノと5番プラットで、いずれも左打者であることから、何らかの理由がある可能性も否定できないが、その一方でロイヤルズの主砲・ペレスに対しては、フルカウントにこそなってはいるものの、白熱したパワー勝負の、それこそ藤浪ならではの投球を見せていたことも事実だった。なお、この試合でマスクを被ったのは、好投した前回のシアトル・マリナーズ戦と同様に、期待の若手捕手シェイ・ランゲリアーズだったが、もしかすると藤浪は、こうした若い勢いを感じさせる捕手の方が相性的な意味で良いのかもしれない。

2019年のMLBドラフト1巡目(全体9位)でアトランタ・ブレーブス入りしたランゲリアーズは、昨年8月にメジャー昇格を果たしたばかりであることから、経験の長い“アラサー控え捕手”のカルロス・ペレスや、さらにベテランの“ミドサー控え捕手”のマニー・ピーニャの“30代コンビ”と比較すると、実戦経験という意味では弱いものの、2021年オフには当時の所属球団であったブレーブスのマイナーリーグ年間最優秀選手賞を受賞。昨季もオールスター・フューチャーズゲームでMVPを受賞を獲得するなど、今後の伸びしろを含め、素材としての評価は極めて高い。そしてなにより、現在32歳のペレスや35歳のピーニャと比べ、ランゲリアースは25歳と若く、藤浪にとってはより気さくに接しやすいタイプなのだろうか。

とはいえ、ペレスやピーニャには、ランゲリアーズにはないベテランならではの経験があるし、今季未出場のピーニャはともかく、ペレスに限っていえば、目下、打撃好調。しかも、かねてよりフレーミング技術を評価する声もを少なくないとあって、制球難となりがちな藤浪にとっては、さらに頼もしい存在であるともいえる。

また、ペレスは藤浪よりも年上ではあるものの、阪神タイガース時代によくバッテリーを組んだ梅野隆太郎と同世代であるため、年齢的な意味での相性は、そこまで悪くはないかもしれない。なお、現在のアスレチックスは、ペレスとランゲリアーズのいずれも、正捕手として固定されておらず、併用を基本線としているようでありながら、投手の起用に合わせてバッテリーごと入れ替えるといった場面も少なく、その起用法についてはやや不安定な感も否めない。しかし、まずはここが落ち着かないと、藤浪はもとより、アスレチックス投手全体としても、厳しい状況であるだろう。

今後、シーズン途中で他球団から別の捕手が移籍するなどすれば状況は大きく変わる可能性もあるが、少なくとも現状としては、ペレス&ピーニャのベテランコンビか、期待の若手・ランゲリアースとバッテリーを組むこととなる藤浪。投手も捕手もそれぞれの能力のみならず、お互いの相性という部分も大きいが、たとえば藤浪と大阪桐蔭高校時代にバッテリーを組んだオリックス・バファローズの森友哉は、FA移籍早々に、怪物・山下舜平大や、魔球の新外国人・コットンら、個性豊かな投手陣と組み、今季も攻守に大活躍中。藤浪にとってピタリとハマる相手が見つかり、今後さらなる活躍ができるよう、期待したいところだ。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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