将棋の伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦挑戦者決定戦が5月18日に行われ、羽生善治九段(52)と佐々木大地七段(27)が午前10時から対局を開始した。藤井聡太王位(竜王、叡王、棋王、王将、棋聖、20)に挑むのは、タイトル100期を目指す羽生九段か、今期棋聖戦五番勝負挑戦者の佐々木七段か。
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の通算99期で、永世称号がある7つのタイトル全てで資格を保持している。一般棋戦の優勝回数も45回で最多を誇る。王位は18期。今期の王位リーグでは若手・強豪を次々に打ち破り、4勝1敗で紅組優勝を飾った。本局を制し、今年2度目となる藤井王位とのタイトル戦再戦と6期ぶりの王位挑戦、さらにはタイトル奪還を目指す。
佐々木七段は2016年4月に四段昇段。竜王戦は4組、順位戦はC級2組。2018年度の将棋大賞で最多勝利賞、2019年度には最多対局賞をそれぞれ受賞している。今年度はこれまでに8勝1敗と好成績をキープしており、棋聖戦で初のタイトル挑戦権を獲得している。王位リーグでは、渡辺明名人(39)との最終局を含む5戦全勝で白組優勝を決めた。将棋界のレジェンドとの挑戦者決定戦を制し、棋聖戦とダブル挑戦を決めることができるか。
両者の対戦成績はこれまでに4局あり、羽生九段の3勝1敗。七番勝負の舞台に上がるのはどちらか。持ち時間は各4時間。振り駒の結果、先手は佐々木七段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)