【MLB】レッドソックス8－9レッズ（5月30日・日本時間31日／ボストン）
メジャーの剛腕投手からヒットを打ちまくる姿がかっこいいからこそ、走る姿の愛らしさにギャップ萌えするファンが続出だ。レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・レフト」で先発出場し、4打数3安打1打点と大活躍。打率もリーグ3位の.313にまで上げた。6回、8回とセンター前ヒットを放ち、土壇場9回には左中間へタイムリーツーベース。今季3度目の猛打賞と打ちまくり、地元ファンの大歓声を浴びた。雄大かつ無駄のない打撃フォームでヒットを量産するが、走る様子は細かいピッチで全力疾走。その姿がファンにとっては「かわいらしい」ようだ。
身長173センチとプロ野球選手の中でも小柄な吉田だが、スイングは実にゆったりと大きい。振り抜いた後、バットから片手を離した状態でのフィニッシュも、フォーム全体の大きさを増している。ガツンと打つというより、大きな孤の中でボールを捉えるタイプ。投球の軌道に合わせて気持ちよく振り抜いた時には、メジャーの強打者にも引けを取らない打球速度と飛距離を生む。
ただ別の部分では「かわいいキャラ」としても人気だ。日米のファン共通で注目しているのがベルトの位置の高さ。ハイウエストなユニフォームの着こなしに、一部では打率とともにベルトの位置も上がる、というようなジョークも出るほどだ。そしてもうひとつ注目されるのが走り方。極端に遅いわけではないが、決して速いわけでもない。打撃フォームは大きいが、走り方は両足を一生懸命回転させるような動きで、ファンから「トコトコ走り」と呼ばれることもある。8回の第4打席、センター前ヒットの際に一塁ベースを大きくオーバーランした際には、このトコトコ走りがはっきりと見られたため、ABEMAの視聴者からも「打席の吉田はかっこよすぎ、走塁の吉田はかわいすぎ」というコメントが寄せられた。エンゼルス大谷翔平投手も、投打二刀流の活躍はかっこいいが、ベンチ内でチームメイトとじゃれあう様子はかわいいと人気。やはりメジャーで活躍、かつ人気になる選手は「かっこかわいい」ことが必要かもしれない（？）
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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