将棋の第81期名人戦七番勝負は5月31日、渡辺明名人(39)と藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が第5局の対局を行っている。挑戦者の藤井竜王は、28日に行われた叡王戦五番勝負で2回の千日手指し直しの大激闘の末にタイトル防衛を達成。中2日で本局を迎えており、やや疲れ気味の表情を見せる場面も。視聴者からは「ねむそうた」「竜王疲れてるよなぁ」と心配の声が寄せられていた。
六冠を保持し、現在名人戦に挑戦中の藤井竜王は、年間を通してタイトル戦で国内各地を飛び回るハードスケジュールをこなしている。その中でも、5・6月は持ち時間も対戦相手のタイプも全く異なる名人戦七番勝負と叡王戦五番勝負を同時並行して戦うとあり、20歳の若き絶対王者にとっても決して容易いものではないようだ。
28日に決着した第8期叡王戦五番勝負は、振り飛車党の絶対的エース・菅井竜也八段(31)との第4局が2回の千日手指し直しの大激闘に。藤井竜王は3勝1敗で防衛・3連覇を果たし六冠を堅守したものの、「大変な将棋が多かったシリーズだった」と素直な感想を口にしていた。
そんな“死闘”からわずか中2日で迎えた本局は、藤井竜王にとって七冠と最年少名人獲得がかかる大一番。3勝1敗で奪取に“王手”をかけているものの、谷川浩司十七世名人(61)が保持する21歳2カ月の最年少記録を更新するためには、今期がラストチャンスとなっている。しかし、昼食休憩明けには深い前掲姿勢で頭を下げ、やや“お疲れ”の表情を見せる場面もあった。
一週間の中で遠征を含む大勝負2局という超人的スケジュールをこなす藤井竜王とあり、ABEMAの視聴者からは「ねむそうた」「疲れはあるだろうね」「眠いよねえ」「あくびしてる…」「竜王疲れてるよなぁ」「お疲れですよね」との心配の声が上がるとともに、「聡太先生にパワーを!」「がんばれー!」と熱い応援も寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)