松井秀喜がWBCでも決勝打を打つなど活躍をした村上宗隆の印象について語った。
【映像】松井秀喜が語る、ヤクルト村上宗隆の印象
ニューヨークの地に訪れた石橋貴明は松井と対談。そのなかで石橋は村上の印象について松井に尋ねた。
村上の2022シーズンの成績は打率.318、本塁打56本、打点134で、王貞治の55本という記録を日本人選手が塗り替えるという快挙を成し遂げた。松井は「すばらしいです」「レフトにも大きいホームラン打つでしょ。スイングが早いですよね」と高く評価して「しかもまだ23歳ぐらいですよね」と将来性にも期待した。
石橋が「だから次、バッターでメジャーで勝負するとなったら」と、村上のメジャー移籍の可能性について触れると、松井は「彼が一番最初に名前が上がるんじゃないですか」と予想。
石橋が「ヤンキースの首脳陣に『獲ったほうがいい』って進言とかするんですか?」と踏み込んで質問すると、ヤンキースのGM特別アドバイザーである松井は「聞かれたら率直な感想は言います、もちろんね」と回答した。
村上のバッティングについて、石橋は以前一緒に食事をしたときに話をしたことがあるそう。そのとき石橋は「バッティングでなにが一番大事なの?」と質問。
松井と同じ右投げ左打ちの村上に、スイングの際に右手を意識しているのかと尋ねたところ、村上は「いや、左手の親指のここ(付け根)からここ(反対側の端)」と答えたという。
松井が「多分彼は左手も器用なんじゃないですかね」と分析すると、石橋は「だから押し込んでいるほう(左手)が、かなりバッティングのときは意識している」と補足した。
石橋の「松井さんはどうだったんですか?」という問いには「左手に自信を持ってないんです」と意外な本心を明かし、自身の打ち方を詳細に説明した。
「左に飛んだホームランとかは?」という質問には「左に狙って打つという感じはないです。たまたまその角度に当たって、いい角度とか強くいけば向こう(左)にいくという感じ。あまり私は打球方向は意識していなかったです」と語った。
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