【MLB】レンジャーズ3-5エンゼルス(6月15日・日本時間16日/テキサス)
エンゼルス大谷翔平投手が、まさに無双状態になっている。投手としては粘りの投球で6回6安打2失点の内容で今季6勝目を挙げたが、やはり圧巻だったのは打者・大谷。8回1死一塁からの第4打席で、左中間へ飛距離443.0フィート(135.0メートル)の特大アーチを描いた。大谷はレンジャーズとの4連戦で4本のホームランを打ったが、打球方向は全てセンターからレフト方向。うち3本は左中間の最深部ながら2階席に飛び込み、その全てが135メートル超えの特大弾だ。しっかり捉えればどんな球場でもオーバーフェンス。もはや「流し打ち」という概念を崩壊させる打撃だ。
【映像】大谷翔平、流し打っても特大135メートルの22号2ラン!
「流し打ち」。もともとの意味で言えば、左打者がライト方向に打つ「引っ張り」に対して、レフト方向に打つことを指す。主に外角球を打つ表現として使われ、強引にライトに打とうとするよりもミート率が上がり、ヒットが出やすい打ち方と評価されることも多い。ただその分、古くから「技あり」というイメージも強く、フルスイングするというよりも、ボールにバットを合わせて弾き返すと思われがちだ。
ただ、大谷は違う。この日放った22号(135.0メートル)をはじめ19号(139.9メートル)、21号((138.1メートル)と左中間席に放り込んだ3本は、一般的に引っ張った方が飛距離は出るというイメージを覆すほどの飛距離が出ている。ボールの内側をものすごいパワーと速度のついたバットの芯で叩き、打球方向はあまり気にせずとにかく飛ばす。結果として左中間に飛んでいるだけで、方向は関係ないと言わんばかりの飛距離が出る。現地メディアでも流し打ちでの135メートル超えの連発に驚きの声は止まらないが、もはや常識が通用しない大谷に関して言えば、流し打ちでも大きなホームランがいつでも出ると考えを改めなくてはいけない状況だ
なお大谷が打ったホームランの最長飛距離は470フィート(143.3メートル)。この数値を超えるホームランを、お得意の左中間に放り込んだとなれば、再び伝説の1ページとして記される。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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