ロサンゼルス・エンゼルスで、投打に大活躍中の大谷翔平。そんな大谷の活躍のうち、“投”の部分でその活躍を支え、華麗なる守備でしばしばファンを沸かせるアンドリュー・ベラスケスの“意外なアダ名”に、番組スペシャルサポーター 日向坂46の影山優佳が驚いた様子を見せた。
【映像】大谷翔平を助けるベラスケスの超絶守備
7月16日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、番組のスペシャルサポーターとして出演している影山を回答者に、MLBに関するクイズが出題されることとなったが、その中で出題されたのは、これまで数多のスーパープレーでマウンドの大谷を助けてきた“エンゼルスの守備職人”ベラスケス。番組ではこのベラスケスについて、大谷がつけている「あだ名」について出題されることとなったが、MLB評論家のAKI猪瀬氏が出した「守備がとっても上手。いろんなボールを捕るということで、まさに手が何本もあるに、ボールをあっちこっち捕るよっていう。手がいっぱいあるようなイメージですね。」というヒントを元に、迷った末に影山が最終的に出した回答は「千手観音」。ちなみに正解は「イカちゃん」。手が何本もあるような鉄壁の守備から、そう呼ばれるようになったのだという。
なお、AKI猪瀬氏が「ニューヨークのブロンクスという街で生まれ育った野球選手で、高校ぐらいから身体能力抜群。野球も上手だったんですけど、短距離走だったり、あと、高飛びだったり、なんでもござれという運動神経の持ち主なので、守備が非常に上手。自分でラップのリリックを書いたり、DJなんかもオフシーズンするので、ヒップホップの文化が大好きということで、アナハイムからニューヨークに遠征するときにこのベラスケスをリスペクトしようということで、全員が急遽、ラッパースタイルみたいな洋服を着て、プライベートジェットに乗り込んだみたいな。そういう逸話がある。」と語るように、その身体能力がズバ抜けていることはもちろんのこと、いかにも“ブロンクス育ち”といった感じのカルチャーを持った独特なタイプの選手。
しかし、そんなベラスケスであっても、レギュラー獲得までの道程は意外にも険しく、2012年のドラフトで指名を受けた後も、しばらくマイナー暮らしが続き、メジャーデビューを果たしたのはタンパベイ・レイズ時代の2018年。その時期から高い守備力は買われていたものの、打撃面で今ひとつということもあり、なかなかレギュラーに定着することはなく、初めてシーズン100試合以上出場したのは、エンゼルスに移籍し、大谷と同僚となった昨季だけであった。
そして迎えた今季、巧打の新人カリー・ネトとポジションを争うこととなったベラスケスだったが、前半戦、積極的に起用されていたネトが故障で離脱すると、すぐに昇格。7月16日現在、20試合の出場に留まっているものの、早くも好守でエンゼルス投手陣を盛り立てている。
(ABEMAスポーツタイム)