【第105回全国高校野球選手権記念大会】智弁学園-徳島商(2回戦・第8日・第2試合・甲子園)
奈良代表・智弁学園の2番手投手・中山優月選手(3年)が、投打に活躍し、場内に歓声が巻き起こった。
徳島商は1回裏から、智弁学園の先発・青山輝市選手(2年)を攻めたてる。安打、犠牲フライをからめて先制。5番・下川鏡選手(3年)、6番・真鍋成憧(せいどう)選手(3年)の連続タイムリーで3-0とし、打者6人で先発・青山選手を引きずり下ろした。継投したのは、エースナンバーをつけショートを守っていた中山選手。7番打者を三振に取ると、次打者も三塁ファールフライに取り後続を断った。
2回裏には、浅いライトフライに智弁学園・松本大輝選手(3年)がスライディングキャッチを決めるなど中山選手を盛り立て、打線もそれに応えた。3回表、9番打者・西川煌太選手(2年)が初球をレフト前へ運ぶと、続く打者たちも果敢に攻めて塁を埋める。ここで打席が回ってきたのが、中山選手だ。
この場面で智弁学園は超積極策を採用。中山選手はスクイズを狙わず、徳島商・森煌誠(こうだい)選手(3年)の131キロスプリットの初球をセンター前へ痛烈に弾き返し、2点タイムリー。この回、4人連続で初球ヒッティングという積極策が功を奏し、3-3の同点に追いついた。
中山選手の投打にわたる活躍には、ファンから「つえぇ」「さすがや」「ピンチを迎えても粘り強い」「中山投手が上回った」などの声が寄せられた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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