<大相撲九月場所>◇十三日目◇22日◇東京・両国国技館
十両四枚目・東白龍(玉ノ井)が十両十一枚目・紫雷(木瀬)を押し出して9勝目を挙げた一番は、計10発を超える強烈な張り手が飛び交う壮絶な張り手合戦となった。途中、足を止めた紫雷が「なにくそ」といった表情を見せた意地の張り合いに館内は大興奮。視聴者からも「喧嘩じゃんw」「顔がはれた」「すごい気迫!」と驚きと興奮の声が、一方では「付き合ったらダメ」「相撲を取ってくれ」といった冷静な意見も寄せられた。
1度目の立ち合いでつっかけたのは東方の紫雷。2度目の立ち合いではやや立ち遅れた紫雷だが、両者とも強烈な突き合いで一歩も譲らない激しい展開だ。
距離を取り合って様子を見合う展開から、東白龍がはたきを入れつつ打開を図るも膠着状態がしばし続いた。しかし次の瞬間、どちらからともなく「パチン!」と強烈な張り手合戦がスタート。
「おぉ!!」とどよめく館内。両者とも一歩も引かず、張り手を交えながら押し込み合うと「バチン」と東白龍の鋭い右の張り手が紫雷の顔面にヒット。すると、紫雷も負けずに表情をグッと引き締めて「なにくそ」といった様子で徹底抗戦の構えを見せた。
しかし最後に東白龍の力強い右の突き押しに紫雷が屈して土俵を割ると、大興奮の館内に拍手と歓声が響いた。取組を中継したABEMA視聴者からは、「喧嘩じゃんw」「顔がはれた」「すごい気迫!」と驚きの声が。一方では「付き合ったらダメ」「相撲を取ってくれ」「まるで喧嘩」といった冷静な意見も聞かれた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)