アニメ「薬屋のひとりごと(くすりやのひとりごと)」は、日向夏氏による同名小説を原作とする作品です。
▶やり手婆の横で泣き崩れる梅梅 24話
▶鳳仙のところで禿をしていた梅梅 23話
▶妓楼の浴場でばったり会う梅梅と猫猫 8話
小説投稿サイト「小説家になろう」にて発表された作品がもとになっていて、「月刊サンデーGX」(小学館)と「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)の2誌でコミカライズも連載中。シリーズ累計発行部数3300万部を突破する人気作品となっています。アニメ1期は2023年10月より連続2クールで放送され、2025年に第2期放送予定です。
この記事では、主人公・猫猫(まおまお)と深い関係があるキャラクター・梅梅(めいめい)を解説します。
目次
- アニメ「薬屋のひとりごと」とは
- アニメ「薬屋のひとりごと」梅梅の基本情報!
- 梅梅と猫猫の関係は?
- 梅梅は羅漢を好きだった?
- まとめ
アニメ「薬屋のひとりごと」とは
花街で薬師をしていた猫猫は、人さらいに遭い、後宮で下女として働くことになりました。面倒事を嫌う猫猫は年季開けまで目立たずにやりすごそうとしますが、好奇心から皇帝の御子の不審死が続く原因を突き止めたことで、美形の宦官・壬氏の目に留まります。
そこから、猫猫は寵妃の毒見役へと抜擢され、壬氏からやっかいな頼み事も押し付けられるようになりました。そして、陰謀渦巻く後宮でたびたび起こる不可解な事件を、猫猫は毒と薬の知識をもって解決へ導いていきます。
アニメ「薬屋のひとりごと」梅梅の基本情報!
梅梅は、猫猫が育った花街の高級妓楼「緑青館」に勤める妓女です。白鈴(ぱいりん)、女華(じょか)とともに三姫と呼ばれる売れっ子妓女で、三姫との遊び代は高級官僚でもなかなか手を出せないほどの高額と言われています。また、三姫は民からも憧憬を集めていて、ひと目会えることですら名誉になる存在です。
梅梅がそれほどまでの人気を保っているのは、美しさだけが理由ではありません。妓女として仕込まれる歌のほか、象棋(シャンチー/しょうぎ)や碁にも秀でていて、客を楽しませる知性も持ち合わせています。
梅梅のプロフィール!年齢は何歳?
梅梅の身長や誕生日といったプロフィールは、ほぼわかっていません。年齢も明らかにはされていませんが、第13話で猫猫が梅梅のことを「妓女としては、もう引退を考える年齢」と語っていることから、おそらく20代後半~30代前半かと思われます。
梅梅の基本情報【声優】
梅梅の声を担当するのは潘めぐみ(はん めぐみ)さんです。潘さんの代表作は「ハピネスチャージプリキュア!」白雪ひめ/キュアプリンセス役、「【推しの子】」有馬かな役などがあります。
潘さんは、2008年より女優として活動を開始し、2011年に「HUNTER×HUNTER」の主人公・ゴン=フリークス役で声優デビューしました。2017年には第11回声優アワードで助演女優賞を受賞しています。
梅梅と猫猫の関係は?
緑青館で生まれ育った猫猫は、梅梅たち三姫とやり手婆に面倒を見られて育ちました。梅梅たち三姫は、猫猫にとって母親代わりのような存在です。猫猫は親しみを込めて梅梅のことを「梅梅小姐(めいめいねえちゃん)」と呼んでいます。
梅梅も、昔から面倒を見てきた猫猫をかわいがっているようです。第13話では、再び花街を出て宮廷務めへ赴く猫猫に、化粧品など身の回りのものを大量に持たせて、世話を焼いている様子が見られました。
梅梅は猫猫の両親とも深い関係が
梅梅は、禿(かむろ)と呼ばれる妓女の見習いだったころ、猫猫の母親である妓女・鳳仙(ふぉんしぇん)についていました。そして、猫猫の血縁上の父親・羅漢(らかん)とも、梅梅は顔なじみです。羅漢は鳳仙のもとへ象棋(シャンチー/しょうぎ)や囲碁の勝負をしにたびたび訪れていて、梅梅も禿のころに羅漢から囲碁を教わったことがありました。
その後、鳳仙の身請け話を潰して緑青館の評判を落とした羅漢は、長いあいだ、やり手婆から緑青館への出禁を言い渡されます。それでも羅漢は、娘の猫猫を引き取りたいと何度も緑青館へ通い、邪険にあつかわれていました。そんななか、梅梅だけは以前と変わらない態度で羅漢へ接していました。
梅梅は羅漢を好きだった?
羅漢が鳳仙を身請けするときの描写から、梅梅は羅漢を好きだったのではないかと思われます。
羅漢は、猫猫との賭けに負けて妓女を身請けすることになります。羅漢は最初、なじみの梅梅を選ぼうとしますが、梅梅は「選ぶならちゃんと選んでくださいね」と言い、窓を開けます。するとそこから、離れにいた鳳仙の歌声が聞こえてきました。羅漢は、死んだものと思っていた鳳仙が生きていることを知り、迷わず鳳仙の身請けを決めます。この後、梅梅は「大姐、最初から素直になっていればよかったのに…どうしてもっと早く…」と言って泣き崩れました。
このシーンからは、梅梅の隠された気持ちが読み取れます。「選ぶならちゃんと選んでくださいね」は、鳳仙が生きていると知ったうえで羅漢に梅梅を選んでほしかったことを表していると考えられます。
猫猫は梅梅の気持ちを知っていたのか、羅漢が鳳仙を身請けした後に「梅梅小姐を送りたかったな」と心中で語っていました。
まとめ
梅梅は緑青館の売れっ子妓女・三姫のひとりで、猫猫にとって母親代わりの存在です。禿時代は猫猫の実の母親である鳳仙についていて、そのころに猫猫の父親・羅漢とも知り合いました。明確には語られていませんが、作中の描写から、梅梅は羅漢を好きだったと思われます。
梅梅は、作中で出番は多くありませんが、猫猫だけでなくその親とも深い関わりのあるキャラクターです。梅梅の登場時には、ぜひその言動の理由や隠された想いにも注目して観てみてください。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
・無料でみられる「薬屋のひとりごと」エピソード・見逃し配信一覧