「薬屋のひとりごと(くすりやのひとりごと)」は、薬師の少女が毒と薬の知識、そして深い洞察力により後宮で起こる事件や謎を解決していく謎解きエンタテインメント作品です。作者は日向夏氏で、小説投稿サイト「小説家になろう」にて投稿した作品をもとに、加筆修正を加えてヒーロー文庫からライトノベルが出版されています。
▶妓女・鳳仙と羅漢の悲しい恋 23話
▶下着一枚で肉体美をみせた20代の李白 21話
▶本当の年齢が19歳だった壬氏 20話
小学館とスクウェア・エニックスの2社より、それぞれコミカライズもされ、シリーズ累計発行部数は3800万部を超える人気作です。2023年10月より2クールでアニメ放送され、終了後には2期の2025年放送が発表されました。
この記事では、「薬屋のひとりごと」の登場人物の年齢を一覧で紹介。主人公・猫猫(まおまお)と周囲のキャラクターの年齢差や、作中で数え年が使われる理由もまとめました。
目次
- 「薬屋のひとりごと」とは
- 「薬屋のひとりごと」キャラクターの年齢一覧
- 年齢が明かされていないキャラクター
- 猫猫と周囲のキャラクターの年齢差は?
- 「薬屋のひとりごと」では、なぜ数え年が使われている?
- 「薬屋のひとりごと」年齢のまとめ
「薬屋のひとりごと」とは
「薬屋のひとりごと」の舞台は、とある大陸にある中華風の国です。花街で薬師をしていた猫猫は、あるとき人さらいにあい、後宮で下女として働くことになりました。
猫猫は目立たぬように過ごしながら年季明けを待っていましたが、帝の御子が次々に謎の死を遂げる原因を解明し匿名で対処法を知らせたことをきっかけに、後宮をとりまとめる美形の宦官・壬氏(じんし)に目をつけられ、寵妃の毒見役に抜擢されます。その結果、侍女としての仕事に加え、壬氏からの面倒事も引き受ける羽目になりました。そして猫猫は、人々の陰謀渦巻く後宮で、薬と毒の知識、そして深い洞察力をもって、さまざまな事件や謎を解決していきます。
「薬屋のひとりごと」キャラクターの年齢一覧
「薬屋のひとりごと」では、明確な年齢や大体の年代が決まっているキャラクターが多く、作中や作者・日向夏氏のSNS・ブログなどで設定が明かされています。ここでは、「薬屋のひとりごと」における物語開始時の主要キャラクターの年齢を、高い方から順に紹介していきます。
なお、年齢はすべて数え年で、生誕を1歳としたうえで、誕生日ではなく年が明けることで年齢を加えていますそのため、実年齢はここでの記載より1~2歳程度若くなります。
【キャラクターの年齢一覧】
やぶ医者:50代くらい
羅漢(らかん):四十路すぎ
高順(がおしゅん):36
阿多妃(あーどぅおひ):35
皇帝:34
紅娘(ほんにゃん):30
陸孫(りくそん):三十路前
梅梅(めいめい):三十路前
李白(りはく):二十代半ばくらい
壬氏(じんし):18(公称では24歳)
梨花妃(りふぁひ):23
玉葉妃(ぎょくようひ):19
馬閃(ばせん):18※
翠苓(すいれい):18※
桜花(いんふぁ):17~18
貴園(ぐいえん):17~18
愛藍(あいらん):17~18
猫猫:17
楼蘭妃(ろうらんひ):17※
里樹妃(りーしゅひ):14
小蘭(しゃおらん):たぶん14
▶女官たちの羨望を集める阿多妃 10話
▶入内した新しい淑妃・楼蘭妃 14話
▶風呂で三姫にサービスされる猫猫 18話
▶孫も生まれていた36歳の高順 20話
▶下着一枚で肉体美をみせた20代の李白 21話
物語の途中から登場したキャラクターについて
上の一覧の※は、原作小説の描写で年が変わってから登場したキャラクターとなっています。そのため、初登場時は記載より1つ年齢が増えていますが、序盤から登場しているキャラクターと並びになるように、1歳分の年齢を引いています。
また、アニメ20話(原作小説2巻)の高順と壬氏が薬を飲む場面では、壬氏の本当の年齢は24歳ではなく19歳と明かされました。物語開始から時が進み、このときは年が明けているので、壬氏の初登場時の年齢は18歳となります。
原作者・日向夏氏によるX(旧Twitter)への投稿によると、物語途中から登場したキャラクターの年齢は以下のとおりです。
楼蘭妃:18
馬閃:19
翠苓:19
▶謎だらけの楼蘭妃?が壬氏と面会 20話
▶実父と園遊会に登場した楼蘭妃 22話
年齢が明かされていないキャラクター
「薬屋のひとりごと」では、年齢が明らかにされていないキャラクターも多くいます。ここでは主要キャラクターで年齢が明かされていない者と、おおよその年齢予想を紹介します。
水蓮:日向夏氏のブログによると初老とのこと
白鈴:三姫の最年長で現役の妓女であることから、30歳前後と思われる
女華:三姫の中では最年少だが、猫猫の小さい頃から面倒を見てきた1人であるため、20代後半くらいと思われる
羅門:見た目から、ある程度、高齢と思われる
鳳仙:三姫が禿の頃に妓女だったことから、40代くらいと思われる
▶猫猫が去るのを惜しむ水蓮 20話
▶妓女・鳳仙と羅漢の悲しい恋 23話
猫猫と周囲のキャラクターの年齢差は?
猫猫の初登場時の年齢は、数え年で17歳なので、実年齢は15~16歳となります。猫猫と同じ歳くらいのキャラクターは、玉葉妃の侍女である桜花、貴園、愛藍の3人と、第14話から登場した楼蘭妃です。また、猫猫たちが仕える玉葉妃は、落ち着いた雰囲気がありますが、数え年で19歳、実年齢17~18歳と、猫猫と2歳しか差がありません。
壬氏は公称24歳で、猫猫は壬氏と7つ歳が離れていると思っています。しかし、壬氏が初登場したときの実際の年齢は18歳なので、猫猫とは1歳違いです。猫猫が下女の頃から親しくしている小蘭は約14歳で、猫猫より3歳ほど歳下です。
▶下女時代の猫猫と噂話に詳しい小蘭 1話
▶こじれた2人に笑いが止まらない玉葉妃 8話
▶入内した新しい淑妃・楼蘭妃 14話
▶鳳仙のところで禿をしていた梅梅 23話
「薬屋のひとりごと」では、なぜ数え年が使われている?
数え年は、産まれたときを1歳として、誕生日ではなく年明けとともに1つ歳をとる年齢の数え方です。日本でも昔は数え年が一般的でしたが、昭和25年に制定された「年齢のとなえ方に関する法律」により、産まれたときは0歳で誕生日に歳をとる満年齢を使うことが推奨されるようになりました。
もともと、日本の数え年の風習は、中国から伝わったといわれています。中国でも現在は満年齢が使われていますが、古くは数え年が一般的な年齢の数え方でした。「薬屋のひとりごと」は、おもに唐代(618年~907年)の中国をモデルとした国が舞台となっています。そのため、古くからの中国の風習にならい、「薬屋のひとりごと」の世界でも、数え年を採用していると思われます。
「薬屋のひとりごと」年齢のまとめ
猫猫の初登場時の年齢は数えで17歳。同じ年頃のキャラクターには楼蘭妃や、玉葉妃の侍女3人娘である桜花、貴園、愛藍がいます。玉葉妃は19歳で意外に猫猫と年齢が近く、壬氏の実年齢とは1歳、小蘭とは約3歳の差があります。
「薬屋のひとりごと」はおもに唐代中国をモデルとし、キャラクターの年齢はすべて数え年になっています。そのため、実年齢は記載より1~2歳ほど下となります。時代背景が異なることもあり、現代日本と年齢の印象は少し異なるかもしれません。
この記事を参考に、作中の気になるキャラクターの年齢をチェックしてみてはいかがでしょうか。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
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アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
・無料でみられる「薬屋のひとりごと」エピソード・見逃し配信一覧