【MLB】パドレス2-5ドジャース(3月20日/ソウル)
史上最年少200セーブを引っさげメジャーに渡ったパドレスの松井裕樹投手が、大谷翔平擁するドジャースとの開幕戦でいきなりMLBデビューを果たした。松井は打者3人に対し1四球は与えたものの無安打1三振と“らしさ”を見せ、大きく曲がるカーブに初めて見た相手打者が顔をゆがめるシーンもあった。
ドジャースの大谷が「2番・DH」でスタメン出場し、対するパドレスのダルビッシュ有投手が自身4度目となる開幕投手を務めたこの試合、2-1とパドレスがリードして迎えた6回に松井が4番手として登板した。初登板が勝っている試合の継投ということが示す通り、ベンチの期待を背にマウンドに上がった松井だったが、最初の打者であるアウトマンの打席中にピッチクロック違反を取られるなど四球を与える不安定な立ち上がり。しかし続くキケ・ヘルナンデスへの初球、松井は73.8マイル(約118.8キロ)の緩いカーブを投げ込むと、これが一度浮いたように高く上がったところから大きく曲がって低めいっぱいに決まるストライクとなった。
メジャーリーグのデータサイトによると、このカーブの落差はなんと73インチ(約185センチ)。計測方法にもよるのだろうが、数字上は人の背丈ほども落ちてストライクとなったボールにキケ・ヘルナンデスも驚きを通り越して理解できないといった様子。一瞬動きを止めたあと、“うそだろ!”とでも言いたげに顔をゆがめた。
ヘルナンデスの表情に、中継を見ていた人から「顔w」「顔芸w」「すごい顔w」「どういう顔w」とツッコミが殺到。口をゆがめた“変顔”に「ひょっとこ」という声も多く見られた。
松井はこのあとスプリットを2球続け、メジャー初三振を奪う。続く打者も打ち取り、無安打無失点1三振と上々のデビューを飾っている。日本で通算236セーブを挙げた左腕の第二幕が始まった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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