【MLB】ドジャース8-3ジャイアンツ(4月1日・日本時間2日/ロサンゼルス)
見ているこっちも言葉に詰まるような表情だった。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したジャイアンツ戦で、第4打席に空振り三振を喫したあと、ベンチで見せた大谷の表情に注目が集まった。
大谷はこの日、第1打席でセカンドゴロに倒れたものの先制点となる打点をあげ、続く第2打席では一塁線を破るツーベースヒットを放ち得点に繋げていた。第3打席は大きなレフトフライだったものの、ホームランを期待した観客から大歓声が上がるなど、球場も大谷の1発を待っているような雰囲気に包まれていた。そして迎えた第4打席は7回、6-2とドジャースが4点をリードした場面で、相手はこの試合がメジャー初登板となるアビラだった。
是非とも格の違いを見せつけてほしいところだったが、臆することなく内角を攻め続けるアビラに対し、逆に大谷が苦慮したよう。ファウルで粘ったものの最後は真ん中高めの94.7マイル(約152.4キロ)のストレートに振り遅れ、空振り三振に倒れてしまった。現地中継のカメラがベンチに戻った大谷を捉えると、その表情は冴えず、どこか虚ろにも映った。
開幕から7試合が経過し、1番ベッツは打率.520、4本塁打10打点。3番フリーマンは打率.360、1本塁打6打点。4番スミスも打率.500で打点6と好調だ。大きな注目を集めてドジャース入りした大谷は打率.267でホームランゼロ、3打点で、好調な上位打線の中で1人もの足りない数字であるのは本人が一番わかっているだろう。
加えて、開幕直後に生じた通訳をめぐる問題の影響も計り知れない。ベンチでの表情を見たファンからは「大谷どないしたん」「疲れてると思う、心が」「大丈夫かな?」など、心配するコメントが多数寄せられていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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