■園側の対応は正しかった? 「いじめは把握されないからいじめだ」
当事者のタカダさんは「下の娘が肺炎で入院をしていたため、『あの頃はパパとママに言えなかった』と。思い返すと『頭が痛い』『お腹が痛い』とちょこちょこ言っていたのだが、9月の夜に泣き出し、『実はいじめに遭っていた』と話してくれた。我々は腰が抜けたというか、そもそも未就学児にいじめが存在しているイメージがなかった」と当時の驚きを語る。
それを受け、10月に心療内科を受診。「いろいろなチェックをする中で、医師からは『間違いなくいじめがあったと考えたほうがいいだろう。あまり簡単に考えないでほしい』と。病院に来る頻度を聞かれ、『1カ月に2回くらい』と答えたら、『もう少し短いスパンで来てほしい』と言われ、これは大変な問題が起こったんだなと認識した」という。
幼稚園にも報告したが、11月に2回目のいじめが発生。「9月から12月までに4回話し合いを持ったが、園が策を講じることはなかった。2度目のいじめがあって、息子は幼稚園に行けなくなってしまった」。園側からは、「記録になく『いじめはなかった』と結論」「いじめがない以上、幼稚園に責任はなく、謝罪も不要」「そもそも幼稚園にいじめは存在していない」などの説明のほか、タカダさんが警察などに相談したことで、「幼稚園と保護者の信頼を損ねる行為。信頼関係がない以上、退園を考えていただきたい」と言われたそうだ(タカダさんの記録より)。
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