MLB有識者たちが気になる話題を“個人的見解”で語り合う井戸端会議「MLBワイドショー」の第2回がABEMA野球YouTubeチャンネルにて配信。今回のテーマは「通訳」。今季、ドジャースの大谷翔平投手を巻き込んだスキャンダルが起きるなど、なにかと話題のテーマについて、MLBのメッツなどで活躍した五十嵐亮太氏と米独立リーグでのプレー経験をもつ仁志敏久氏、スポーツDJでMLB中継でも実況を多く務めるDJケチャップ氏、大リーグ評論家の福島良一氏が語り合った。
対談は目下「通訳が不正を働くことはできるのか」の話題に。現役時代、ニューヨーク・メッツなどメジャー3球団で活躍した五十嵐亮太氏は、通訳や代理人とのやりとりについて「(口座情報やクレジットカード情報が共有されてしまうことは)ある」と語る。慣れないアメリカでの生活において、現地の慣習に精通した通訳や代理人のサポートは不可欠であり、「いろんな支払いが、電話で対応する必要があったり、カードナンバーを教える必要があったりする。(その場合に備えて)カードナンバーをメモする(代理人と共有する)ことは僕も正直あった」(五十嵐氏)という。
幸い代理人は「支払い後、すぐにメモを処分していた」(五十嵐氏)とのことだが、いつでも第三者がカードナンバーなどの個人情報を閲覧可能な状態となっていたことになる。さらに五十嵐氏は、自身の経験から選手とこうしたやりとりするのは通訳だけではないと指摘し、「大谷選手の周りに彼の個人情報を知っている人は通訳以外にも多分いるはず」と推測した。
莫大なお金が動くメジャーリーガーの周りでは不正を働く人間について「まあまあの割合でいる。いろんなところで話は聞く」とぶっちゃけた五十嵐氏。これにはDJケチャップ氏も「麻痺しちゃうんやろな…」とうなだれるしかなかった。
(MLBワイドショー)
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