将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負は7月18日、北海道函館市の「湯元 啄木亭」で藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)と挑戦者の渡辺明九段(40)が第2局2日目の対局を行っている。ABEMAの中継では、藤井王位を含む棋士の“脳内盤”にフォーカスした。
王位戦第2局1日目の中継には、武富礼衣女流初段(25)が出演。武富女流初段は、立命館大学OIC総合研究機構客員研究員として「脳内将棋盤」の研究グループに所属。発表内容は、日本心理学会の2023年度特別優秀発表賞も受賞した。
藤井王位は過去のインタビューで「脳内に将棋盤はない」と回答していたが、武富女流初段が直接聞いたところ、「相手の方からの盤面を確認するときに脳内盤を使う」と答えていたという。
“盤面を脳内でひっくり返す”ということは、武富女流初段にとっても難易度が高いことだといい、昼食休憩中など相手の離席中に反対側に回り込んでちらっと局面を確認することがあるという。ともに中継に出演した中川大輔八段(56)も「練習しないと大変だと思う。特に自分の将棋だと感情が入ってしまうので難しいんだけど、人の将棋の局面を記憶してひっくり返す練習をするとやりやすいかもしれない」とコメントしていた。
特殊能力とも言える棋士の思考術のトークに、ファンも興味津々。「どんな脳みそしてるの」「ひふみんあいが重要」「へーー、脳内盤あるんだ」「器用やな」「貴重な情報」「天賦の才やろなぁ」と多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)