■「あたたかい家庭に憧れるが、自分が実現できるかは不安」
ななさんは「親が死んでから人生が始まる」と話すが、同じように考える人は他にもいる。みゆさん(40代)は、母が毒親(過干渉・ヒステリック・虐待)で、小学生の頃から死を願っている。現在は別居しているが関わりを断ち切れず、母親が死ねば自分が「普通」になれると考える。SNSにも、同様に「親が死んでから、やっと人生が始まる」「親が死んだら自由になれる」といった投稿が見られる。
ななさんは現在、“死を願うも殺したくない”といい、「包丁を買って殺そうとしたこともあるが、殺した先にある未来と、死ぬのを待つ未来を比べた結果、自分で殺すのはコスパが悪い。どちらの方がいいか、ある程度は冷静に考えられている」。
死を待つ時間が“もったいない”との意見もあるが、「姿や声、存在自体が、私の人生にとって邪魔だ。もったいないと言われるが、殺す決断はできない。かといって全く関わらないこともできない。LINEをブロックしても、家に電話が何度もかかってくる」と話す。
父親から物理的に離れられるよう、母親がサポートする形もあり得るが、「母はそこまでしない。考えてもいないのでは」と語る。「父と住まわされる最悪の事態は免れている状態だ。母親は離婚したくないタイプ。母の両親も離婚していて、その連鎖が嫌だと言っている」。“連鎖”については、父親側にも考えられる。「貧乏な生活で、子どもの頃には親戚中をたらい回しにされていた。今で言えば『虐待』とされることも、たぶんあっただろう」と推測。
ななさんは、現状を変えたい思いがある。「自立できるなら、居場所も連絡先も教えずに逃げたい。可能な限り早く離れたいが、現実性を考えると、後回しにしてしまう」。いざ逃げる際には、新しい家族を持ちたいか。それとも、もう家族を作るのはつらいのか。「あたたかい家庭に憧れるが、自分が実現できるかは不安。親から受けたことを、周囲にもしてしまうのではと、自分に疑いの目を向けている」と答えた。
(『ABEMA Prime』より)
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