タイヤに厳しい荒れた路面、霧や雨の悪天候などの影響で壮絶な戦いとなったWRC・世界ラリー選手権「ラリー・チリ」。日本時間9月30日未明の最終SS(スペシャル・ステージ)で、トヨタの王者が同僚のトップタイムに0.1秒まで迫る圧巻の走りで総合優勝を飾り、話題を呼んでいる。
 前戦ラリー・ギリシャ終了時点で、マニュファクチャラー選手権首位のヒョンデから25ポイント引き離されているトヨタは、総力を挙げてポイント獲得を狙うべく、スポット参戦ながら今季3勝を挙げているカッレ・ロバンペラを起用した。