米大リーグ機構は21日(日本時間22日)、2024年シーズンのナ・リーグ最優秀選手(MVP)を発表。ドジャースの大谷翔平投手が、エンゼルスに所属していた昨季に続き2年連続3度目の受賞を果たした。指名打者(DH)のみで出場した選手としてのMVP受賞は史上初で、両リーグでの受賞も58年ぶり、史上2人目となる快挙となった。
ドジャース移籍1年目の大谷はチーム最多となる159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁を記録。本塁打と打点の2冠を獲得し、打率と盗塁もリーグ2位だった。
昨年に受けた右肘手術のリハビリのため打者専念となったシーズンながら、メジャー史上初の50本塁打・50盗塁となる「50-50」に加え、日本人選手初の3割・30本塁打・30盗塁の「トリプルスリー」も達成。自身初となるポストシーズン出場を果たし、チームのワールドシリーズ制覇にも大きく貢献した。
大谷は今オフすでに、ポシジョンごとに最も優れたバッターに贈られる「シルバースラッガー賞」、最も活躍した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」、最優秀DHに贈られる「エドガー・マルティネス賞」などもそれぞれ受賞。大トリの発表となったMVPにも輝き、その歴史的なシーズンを締め括った。
MVPは全米野球記者協会の会員30人の投票によって決められ、レギュラーシーズンの成績を対象に、ポストシーズンが始まる前に投票が実施される。10位まで選出され、1位から14点、2位9点、3位8点、以降は10位まで1点ずつ減点したポイントを加算。最も多くポイントを得た選手が受賞する。ナ・リーグのMVP最終ノミネートには大谷の他に、メッツのフランシスコ・リンドーア内野手とダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手が残っていた。
(C)aflo
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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