先週、大阪市の北区のストリップ劇場の経営者と従業員、ダンサー合わせ10人が公然わいせつの容疑で逮捕された。
 摘発されたのは1985年創業の「天満東洋ショー劇場」。売上は年間約2億6000万円で「西日本最大級」とうたっていた。
 逮捕の理由について大阪府警は「ダンサーが下半身を露出、下半身をライトで長時間照らし、劇場側が用意したデジタルカメラで撮影させるなど過激な演出もあった」とコメントしている。
 リーゼント刑事こと元徳島県警察警部の秋山博康氏は、風俗の取り締まり対象は「暴力団が背景に存在する店」「利用客とのトラブルの多い店」「出入り客が多く、売上が多い店」などだとして、今回については「大阪万博を控えたある種の『見せしめ』的な摘発とも考えられる」と解説した。