思い切りがあれば、世界は急に開けてくる。23歳のWebライター・あおも、数年前までまさかポーカープレーヤーとして、海外へ挑戦しにいく人生は考えたこともなかっただろう。友だちに誘われて始めたポーカーにハマり、わずか3カ月で世界大会「ワールドシリーズオブポーカー(WSOP)」のサイドイベントに挑戦。最年少21歳で入賞を果たし、ポーカー界で名を知られる一人となった。「上手いかも!とか自分で思っちゃった」と笑いながら将来も期待されるプレーヤーが今後の夢と希望を語った。
現在、Webライターとしても働くあおだが、ポーカーとの出会いは今から3年前。友だちに誘われてアミューズメントポーカーの大会に参加したところ、初参戦ながら大勝した。これがポーカーにハマったきっかけだ。
あお 上手いかも!とか自分で思っちゃいました(笑)。そこからどんどんハマっていって、たまたまアメリカ旅行に行った時にWSOPがやっていたので1度出てみようと。21歳から参加できるトーナメントでギリギリ入賞できました。当時21歳だったので、最年少インマネとちょっと注目されて嬉しかったです。そこからいろいろ海外の大会にも行くようになりました。ポーカーを始めてから3カ月くらいのことです。
細かいルールもそこまで把握できていない状態だったが、まずは飛び込んでみるという決断が、好結果を招いた。もともとボードゲームなどは得意分野。
あお モノポリー、ドミニオン、あのあたりは全部やります。ポーカーもその一環だったのですが、すごく楽しいです。(ボードゲームの一種として)人と頭を使った戦略の駆け引きをするのがおもしろいですよね。ギャンブル性については、いまいち興味がなくて。ポーカーは不完全情報ゲーム。自分の考えたことを、必ずしも人に分からなくていいみたいなところが、魅力だと思っています。好き勝手やっていいというか、めちゃめちゃ相手を舐めたプレーをしていても、卓上では和やかにできるのも魅力ですね。
ポーカーは海外であればカジノでプレーされるだけに、プレーヤーもお金を取り合うギャンブル要素から入る者もいれば、あおのようにゲームとして楽しむことに重きを置く者もいる。あおはWebライターとして働きつつも、時間配分はポーカープレーヤーが8、Webライターが2。ポーカープレーヤーとして活動するためのキャッシュを、Webライターでの稼ぎで賄っている状況で、ポーカープロとして活躍する人々への憧れは高まるばかりだ。
あお 岡本詩菜さんや、そういう方への憧れはめちゃくちゃ強いですね。そうなれたらいいなと思います。もっと海外の大会で優勝できるようになりたいですね。WSOPはもちろん来年も行こうと思っていますし、APTやAJPCあたり参加しようかなと思っています。
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