将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)が1月29日、都内で行われた第37期竜王就位式に出席。挑戦者の佐々木勇気八段(30)を4勝2敗で退け、防衛4連覇を達成した七番勝負を「初めて経験する展開や手筋もあり、将棋の奥深さを感じたシリーズだった」と振り返った。また、来賓として俳優の坂口健太郎(33)が出席し、藤井竜王に花束を贈呈した。
開幕から第5局まで、先手番が白星を飾る大激戦が繰り広げられた今期のシリーズ。決着局となった第6局を藤井竜王が制し、防衛4連覇を達成した。就位式に臨んだ藤井竜王は、「第1局から第6局まですべて異なる戦型に進んだ。初めて経験する展開や手筋もあり、将棋の奥深さを感じたシリーズだった。一方で慣れない展開の中で差を作られてしまうことも多く、自分自身の未熟さも同時に感じることになった」とシリーズを振り返っていた。
また、印象に残った対局として、昨年10月5・6の両日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で行われた開幕局と11月15・16日に大阪府茨木市の「おにクル」で指された第4局をピックアップ。「難解な中盤戦の続いた第1局と、佐々木八段の鋭い攻めを前に完敗となってしまった第4局が印象に残っている。それぞれ自分の強みと弱みが現れた対局だったと感じている」と語った。
竜王推挙状、竜王杯、優勝賞金、記念の羽織を贈られた藤井竜王は、「来期は永世竜王を目指すシリーズにもなる。今期の経験を活かして、来期に向けて実力を高めていけるようにこれからもしっかり取り組んでいきたい」と多くのファンを前に、更なる飛躍を誓っていた。
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