■「配管屋は絶対に食いっぱぐれない」

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 松下氏は、工業高校での“設備科”の拡充を訴えている。「工業高校は全国で516校ほどある。そこには機械科、電気科、建築科、大体全部あるが、設備科という配管工事をするものは少ない。(設備科は)全国で19校と聞いている。だから、そもそもの業種として知られていなく、即戦力としての若い人もいない」。

 工業高校ではなく、未経験の人が入社した場合、人材育成の面でどの程度負担がかかるのか。松下氏は「ガンガンお金は出ていく。取りたいといった免許は全部お金を出して、本人がやりたいと言えばやらせる。どこの配管屋さんも今、そうしないと育たない。だから外国人労働者さんとかになると、正直10年ぐらいで初めて使い物になるぐらいだ」と答えた。

 配管業をめぐる状況については、「建設業界でも下に見られがち」「地面の下の仕事なので存在自体認識されない」「配管がないと人は住めない」という。「AIは決まったところである程度、安定したものでやるときに効果を発揮するもので、住宅は車と違って全部特注品。それぞれ違うからAIが一番入りづらい。だから配管屋は絶対に食いっぱぐれない」と補足した。

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