さらに番組では菅野投手の昨季の成績を振り返り、わずか16というフォアボールの少なさに注目する。まさに世界クラスの制球力だが、日本とメジャーとのストライクゾーンの違いが菅野投手のピッチングに影響する可能性も指摘。メジャーでは日本よりもアウト寄り~高めにストライクゾーンが設定されているのだ。
素人目にはわずかな差に見えるが、川﨑いわく「かなり(違いは)大きい」とのこと。メジャーではデッドボールによってスター選手が怪我をし出場停止になること、つまり集客への影響を懸念しており、それがアウト寄りのゾーン設定に影響しているという。川﨑はさらに「(メジャーのゾーンが投げやすいかどうかは)ピッチャーによります。まずボールが変わる。そこに早くマッチしないといけない」とコメントした。
菅野投手といえば多彩な球種で知られるが、MLB攻略のカギとなる球種について川﨑は「ズバリ言いましょう、“まっすぐ”ですね」と断言。
「ストレートの数を増やさないと。日本人選手は速い球を投げないと思われている」「去年、今永投手は頑張ってまっすぐ投げ込んだんですよ。それが効いて、落ちる球を振ってくれた」と解説しつつ、「ストレートを投げるという印象をバッターに植え付ける。すると、得意のスライダーやフォークが必ず活きてくる」と、ストライクゾーンを踏まえたメジャーでの戦い方をレクチャーした。
(ABEMAスポーツタイム)





