■父は俳優、母は歌手 岸谷蘭丸氏「親の影から逃れられない」
俳優の岸谷五朗と、歌手の岸谷香を親に持つ、TikTokerの岸谷蘭丸は「周りの何不自由ない子の中でも、幸せを感じているか、感じていないかが二極化している。親が理想を押しつけるタイプは、子がその理想に応えられないと思い、幸せを感じられない。親の期待と理想は違う。親とは違うフィールドで『親を超えてやる』と思える子どもは、幸せを感じられる」と考察する。
一方で、「野球選手の子である友人も、『野球やりたくない』と思いつつ、一度はやるフェーズがある」とも説明する。これにパックンは、「レブロン・ジェームズ（アメリカのプロバスケットボール選手）の息子が、大学で活躍して、NBAに入って話題になった。“親の七光り”扱いなのはつらいだろう」と反応する。
ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は、「（長嶋茂雄さんの子である）長嶋一茂さんは、プロ野球選手になり、空手でも成果を残しているが、『スポーツですごい人』とはならない。偉大なる親を持ってしまった人は、きつい呪いを背負っている気がする」と話す。
こうした事例を踏まえて、岸谷は「親と同じ業界に行かない」ことをアドバイスする。「親の影から逃れられない。もし、同じ業界に行こうとする人がいれば、ちょっとニアピンでずらした方がいい」。
■2世、3世議員のつらさ
