能力に見合わない仕事をやっている
地方の人口を減らさないために様々な施策が求められるが、何が重要になるのだろうか?
中室教授は「東京大学の川口大司教授の研究を紹介したい。PIAACという国際比較可能な大人の学力テストのようなものがあるのだが、そこでは『その人がどれだけスキルを持っているか』と『それをどれだけ使えているか』の差を見てる。そのジェンダーギャップがあると明らかにしたのが川口教授たちの研究だ。日本は他の国と比較するとギャップのミスマッチのジェンダーギャップが一番大きい。要は、日本の女性のスキルは高いが、そのスキルを活かせていない人が男性に比べてめちゃくちゃ多い。能力が高いのに、ある意味見合わない仕事をやってしまっている。それが男女の賃金格差の一つの要因になっているんじゃないかということなので、持っているスキルと仕事のギャップをなくしていくことが必要だと思うし、政府も企業も積極的に働きかけをしていくことが重要ではないか」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)


