全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ2位決定1回戦・関西B 対 九州が2月22日に放送された。予選1回戦でストレート負けした関西Bだったが、そのうっ憤を晴らすような指し回しを見せ、見事5勝0敗で完全勝利。2位決定戦への進出を決めた。一方、チーム九州は本試合をもって敗退となった。
もう絶対に負けない。そんな強い気持ちが結果に表れた試合となった。畠山鎮監督(55)率いる関西Bは、予選Aリーグ1回戦でチーム中国・四国にまさかの0勝5敗と大敗。畠山監督は先発オーダーを一新し、先鋒戦に“高槻のプリンス”こと高槻市出身の古森悠太五段(29)に任せた。ここでは九州の新鋭・古賀悠聖六段(24)との激突となったが、仲間からも「プリンスが大暴れしている」と驚きの声が上がるほど強い踏み込みを見せて古賀六段を圧倒。古森五段らしい攻め味の鋭さを見せて先勝を持ち帰った。
この1勝を起点に、両軍のエース対決となった次鋒戦では奈良市出身の斎藤慎太郎八段(31)が福岡市出身の佐藤天彦九段(36)に勝利。前期から続き、勝利が遠かった斎藤八段は「奈良代表、初勝利。お待たせしました」とホッとした表情を見せていた。さらに、中堅戦では和歌山県上富田町出身の宮本広志五段(39)が宮崎市出身の都成竜馬七段(35)との“奨励会幹事対決”に勝利。自玉の堅さを活かした力強い踏み込みで、自身の大会初勝利とチームに3勝目をもたらした。
ここまで来れば、もう関西Bは止まらない。副将戦では大阪府八尾市出身の大石直嗣七段(35)が長崎県対馬市出身の佐々木大地七段(29)に苦戦を強いられるも、終盤戦で▲5二とからの詰み筋を発見すると見事逆転。劇的な勝利でチーム勝利に王手をかけた。
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