【写真・画像】 2枚目
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 第5局は、監督同士が激突する文字通りの大将戦が実現。関西Bの畠山監督と九州・深浦康市監督(53)が互いの意地をぶつけ合った。注目の一戦は、畠山監督の先手で相掛かりの出だしに。超早指し戦にもかかわらずたっぷりと時間を投入する指し回しに、関東Bの控室からは「スピードを上げていただいて…」とハラハラした表情も見せる展開となった。長い序盤戦で畠山監督は力を溜めた後、強気の攻勢に出ると主導権を握ることに成功。深浦監督の粘りを振り切って勝利を飾り、チーム勝利を決めてみせた。

 監督としての采配はもちろん、プレーヤーとしても勝ち星を挙げてチームを率いた畠山監督は、「予想外です」と喜びとともに驚きの表情を見せた。しかし、予選1回戦では真逆のストレート敗戦も経験したとあり、「団体戦の流れの怖さを感じました。1回戦では逆の目でしたし、改めて厳しさを痛感しました」と気持ちを引き締める場面もあった。

 チームは2位決定戦へ進出。次戦では、谷川浩司十七世名人(62)率いる関西Aと予選突破をかけて戦う。隣のエリアとあり、メンバーには見知った顔も多いが、「あまり力まず伸び伸び、今回のように4人の棋士の普段の実力を引き出せるようなつもりで臨みたい」と意気込みを語っていた。

ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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