■ゴッホを3分40秒で盗んだ“オランダのルパン”
オランダの首都・アムステルダムにあるゴッホ美術館。名画「ひまわり」などを描いたフィンセント・ファン・ゴッホの作品を最も多く収蔵、展示している。2002年、ここで時価総額数億円以上の貴重な作品が2点も同時に盗まれた。監視カメラを見ると、厳重な警備の中、2人の泥棒が2階から侵入し、持ち去るまでの時間はわずか3分40秒。メディアを大いに騒がせた。
この事件の主犯格は、オクターブ・ドュルハム氏。犯行を思いついたのは、散歩をしている時だったいう。「ゴッホ美術館の前を通りかかった時、右を見ると窓があった。翌日かその週に美術館に行き、外から見たのと同じ窓を見た。コインを窓に当ててみるとガラスだとわかり、美術館の中に侵入できるかもしれない。唯一の問題はその窓が屋根の上にあり、登る方法を考える必要があった。はしごが必要だと思い、準備を始めた」。
■犯行当日について
