泉氏は、国民の声としても多額の献金が、政策に対して影響がないとは思えないというものを代弁した。
泉氏 「多額の献金をする団体は、影響力がないわけがないと多くのみなさんが思っている。その影響力があまりに大きすぎると、政策が歪むことがあるから禁止しようということで、今の話になっている。我々政治家が歳費をもらい、あるいは政党が税金で運営されているのは、実は金がかからないような政治にするため。みんなが出した税金から運営しようというのが歴史の経緯だ。1人1人が自由にお金を集められるようにすると、すごく差ができてしまう。だからこそ政治家は国からお給料をもらい、政党には交付金が出る、なるべく民間からのお金で自由にはさせないでおきましょうという流れがあった。企業・団体献金を、みんな同じルールにすれば、確かに額はガクンと減るが、かといって不利になることはなく、今まで通りの活動はできる。僕らも秘書を持っているけれど、それで地元とのコミュニケーションができないかと言ったら、そんなことはない」。
これに小泉氏は再度、秘書の人数について語り、その重要性を訴えた。
小泉氏 「泉さんが『秘書3人で政治活動ができないと私は思わない』と言ったが、申し訳ないが、政権与党に長くいると仕事がめちゃくちゃ増える。議員1人あたり何人のスタッフを抱えているか、他の野党にも聞いてみたが、ある野党はだいたい3、4人だ。自民党はもっと多い。それはそれだけきめ細かく活動したいし、いろいろな方の声を聞くということ。秘書には、自分ではカバーできないところをカバーしてもらっている。その手足がもがれる。『活動量を減らせ』。これは政治の活動量全体が落ちることになるので、よくないのではないか」。
(『ABEMA Prime』より)

