将棋の第50期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第3局が3月2日、新潟市の「新潟グランドホテル」で指され、タイトル初挑戦の増田康宏八段(27)が藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、王座、王将、棋聖、22)との千日手指し直し局に敗れた。この結果、増田八段はシリーズ成績を0勝3敗とし五番勝負は敗退。終局後には、「中終盤の力不足を痛感した」とシリーズを振り返った。
50期の節目のシリーズとなった五番勝負では、挑戦者決定トーナメントを駆け抜けた増田八段が挑戦者に。勢いそのままに若き王者へと挑んでいった。
多くの注目を集めることになったシリーズは、増田八段の行き届いた研究が披露されることに。「序盤から差をつけられて圧倒される展開は避けられた気がするので、その辺りは良かった」としたが、「中終盤の競り合いで、ちょっといい局面を良くしきれない場面が多かったと思います。そのあたりが力不足だったかなという気がしています」とコメント。タイトル戦初勝利を飾ることができなかったシリーズを振り返っていた。
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