名古屋にある派遣型の性風俗店で働く、ひなさん。19歳の時に医師から告げられた病名が「セックス依存症」(広義には「性依存症」)。不特定多数との性行為や過剰な自慰行為などを、日常に支障をきたしてもやめられない状態のことで、性病や予期せぬ妊娠のリスクはもちろん、仕事や人間関係にまで影響を及ぼすこともある。
「(不特定多数の男性と)寝る間を惜しんで、ご飯も食べずみたいな。人と一緒にいないと不安で、その手段が性行為になっていた。できればそれ以外の目的で会いたいという気持ちもあったが、誘いがあれば『いいえ』と言えなかった。もう二度と会えないような気がして」
そう思うようになったのは、あるトラウマがきっかけだった。子どもの頃いじめに遭い、同級生から無視をされていたというひなさん。高校の時、仲の良い女の子からの紹介で男子学生と知り合い、よく遊ぶように。しかし彼から受けたのは性暴力。親にも言えず一人苦しんでいた時、男友達に相談した。
「『それを忘れられるぐらいヤレば?』『友達紹介してあげるから、その子とやりなよ』みたいに言われた。“もし忘れられるなら、それでいいや”と自暴自棄になってしまっていた」
言われるがままホテルに行くと、いたのは20人近い男たち。
「されている最中に“なんでこんなことになっちゃったんだろう?”というのはあった。でも、必要とされるというわけではないが、相手が喜んでくれるのが嬉しかった」
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