■治療法は? 「二度とセックスしない、自慰行為をしないという“禁欲”は目標にならない」
セックス依存症に治療法はあるのか。井出氏は「治っていく例も実際に多数ある。ただ、本人に“これは問題だ”“なんとかしないと”という決意がないと無理。期間は1、2週間というものではなく、最初の1年はグズグズだったり、助走が長く続く印象はある」と話す。
ひなさんは、過去に何度も男性客に声をかけてしまった居酒屋やバーに行かない、周囲に「パートナーがいる」と伝えて誘われることを避ける、外出時に極力男性を視界に入れないようにする、などを心がけている。
井出氏が語るのは、「誰しもがセックスしたいと思うことはあるが、それ自体は病気ではない」ということ。「二度とセックスしない、自慰行為をしないという“禁欲”は目標にはならない。健全な満たされた関係で、自分や他者を傷つけるような行為に走らない、ということだ」。
相談先としては、市町村は「保健センター」、都道府県・政令指定都市・特別区などは「保健所」、都道府県・政令指定都市は「精神保健福祉センター」で、専門家などが様々な相談・指導を行ってくれる。病院であれば、井出氏は精神科か心療内科をあげるが、「診療はまだポピュラーとは言えない領域。専門医の間でも、“まだそんなものはないのではないか”という立場を取る人すらいる」と課題も示した。(『ABEMA Prime』より)
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