■選挙の度に存在感増すネット

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 出演者たちは、今後も選挙が行われる度に、ネットの存在感は大きくなるものだと意見が一致した。ひろゆき氏は、ネットで起こる問題点も考えた。「この先起こることとしては、テレビは中立性があるので、基本的に政治家の人たちは自由にしゃべれない。結果としてYouTubeで政治家の意見を聞く、切り抜きで見るのが当たり前になる。そうなると過激なこと、人が乗っかりやすいことでどんどん再生数を増やしていき、地道でまともに政治に向き合っている人よりも、むしろ迷惑系インフルエンサーがバカバカと票を取る時代になり、これが止まらない気がしている」。

 この意見に佐々木氏は有権者たちが、そこまで極端なものにはまだなびいていないと語る。「現実の今の世論調査を見ると、極右・極左と言われるような、極端なポピュリズム政党は支持率が高くなくて、せいぜい1%ぐらい。一方で国民民主党みたいな、割に中道な現実的な路線を取っている政党が票を取っている。ヨーロッパとかの危機的な状況とは全然違って、民主主義的な世論が成立し得る現実がある」。

 選挙期間中は、普段よりも再生数が伸びることを実感している石川さんは「兵庫県知事選挙がマスメディア・オールドメディアに、新しいSNSが勝ったみたいなことはあったと思うが、それがどんどん認知されてきている」とし、その上で「入りはマネタイズ事業、収入目的だったが、今はちょっと変わってきている。実際に選挙に興味を持つようになった。それこそ政治家の方から直接メッセージをいただいたり、自分があげているもの、やってきたことが誰かに影響を与えているんだと、やりがいを感じている。お金目的というより、小さなマスメディアとして今起こっている事実をしっかり届けたい」と思いを語った。
(『ABEMA Prime』より)
 

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