――『マクロスF』の放送は17年前、『マクロスΔ』も9年前ということで、月日が流れたなか、デビュー当時と現在でいちばん変わったなと感じられる部分はどんなところですか?

中島:オーディションからだと18年でしょうか。大人にはなりましたけれど、何か変わったのか……そうですねぇ、変わってないとマズいですよね?

一同:(笑)

中島:うーん、デビュー当時は18歳で単純に子どもだったと思います。見るものすべてがキラキラしていましたし、純粋で楽しかったので、あれはあれでよかったと思うのですが、物事を整理する時間があまりなくて……。ただがむしゃらに今日はこの現場、明日はこの現場とやるしかなかった。

――アニメファンの中でも『マクロスF』という作品と楽曲は一世を風靡していたので、当時は本当に大変だったのだなと……!

中島:単純に時間がなかったとも言えるかもしれませんが、普通の女子高生からいきなり「ライブで武道館が取れたから!」って言われるようなことが起きて、あまりにも怒涛の展開すぎて! 「なんだろうこの人生! こういう人生の進み方だったんだ!」って大きな渦に巻き込まれているみたいな感じでしたね(笑)。

 でも当時よりは今は色々な意味で落ち着いて、ひとつひとつの出来事を楽しめる自分になれたんじゃないかなって思いますし、逆に言うとそれ以外はあんまり変わっていない気がします。

――変わらない芯となる魅力というものでしょうか。

中島:変わらないことが魅力につながればいいですね! あはは(笑)。変わっていない部分の方が数えてみると多いんじゃないかなとは思ったりします。

鈴木:私も本当に中島さんがデビューされた頃と同じです。真っ直ぐ純粋に向かってきたものに挑んで、そこに迷いは何もなくて、ただただ自分がやるんだと決めたことに本当に真っ直ぐ進んで、それが結果的にフレイアにリンクして。それが今思えば眩しいですし、今でもそうでありたいと思うけれど、そうでありたいと思ってしまった時点で100%そうなれないということが、悪い意味ではないと思うのですが、変わったところだと思います。

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