終盤では、大石七段も追い込んだが相手の背中は遠い。稲葉八段は、勝ちを読み切ったか、水が注がれたコップをゆっくり手にして味わうように一口ゴクリ。この様子には、解説棋士の上村亘五段(38)も「(持ち時間の残りが)1分30秒もあるのでゆっくり水を飲んで確認できますね」。さらに、聞き手の竹部さゆり女流四段(46)も「きっと美味しいお水なんでしょうね~」とコメントしていた。
これにはファンも大興奮。「かっけえええ」「ぐび」「おいしいお水w」「さすが稲葉」「稲葉のおいしい水」「やっぱりイナバ」「美味しいお水は草」「陽がカッコいいな」と多くの声が寄せられていた。
“フィッシャー王”としての貫禄を示しチームの予選突破に貢献した稲葉八段は、「決勝トーナメントでものびのびと良い将棋が指せるように」と笑顔で目標を口にした。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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