食道と胃がつながっておらず、生後しばらくは胃に直接栄養を送り続け、1歳10カ月で食堂と胃をつなぐ大手術を行った。そのほか心臓疾患などもあった。「生後2カ月ぐらいで面会に行って抱っこしたら、ニコって笑った。『ママ、私はここにいるんだよ。ちゃんと見てよ!』と言われている気がした」。その笑顔に由美さんは「ダウン症でもいい。かわいいこの子と一緒に生きて行こう。」と決意した。合併症の手術は年2〜3回のペースで続き、現在まで40回受けてきた。
そんな親子に転機が訪れたのは、菜桜さんが9歳の時だった。ダウン症協会主催のイベントに応募したところ、オーディションに合格。参加した菜桜さんは「ママ、楽しかった。続けたい」と希望し、以来ダウン症のモデルとして、さまざまなイベントに参加するようになった。
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