【MLB】パドレス7-2ガーディアンズ(3月31日・日本時間4月1日)
3月29日(日本時間3月30日)に行われたサンディエゴ・パドレス対クリーブランド・ガーディアンズの一戦で、パドレス・松井裕樹が、“魔球”のような変化球を駆使して3者連続三振のパーフェクトリリーフを披露した。
7-2、パドレス5点のリードで迎えたこの試合の7回表・ガーディアンズの攻撃、無死一塁の場面でマウンドに上った松井は、最初の打者、8番オースティン・ヘッジズに対し、スプリットとスライダー、速球を混ぜながら散らす配球で追い込み、最後は振り出したヘッジズのバットを避けるかのように、真ん中低めのボールゾーンへと沈み込む“魔球”のごときスプリットで空振り三振に。まず1死を奪うと、続く9番ブラヤン・ロッキオに対しては、初球、内角低めのボールゾーンへと投じたスライダーでバットを振らせると、そこから外のスプリットを2つ続けてカウント1-2と追い込み、勝負の4球目は、ヘッジズと同様、真ん中低めのボールゾーンへと沈むスプリットを振らせて空振り三振に。
ここまで2つのアウトを“魔球”のごとき変化を見せるスプリットで奪った松井であったものの、この回最後の打者となる巧打者、“リトル・イチロー”の異名をとる1番のスティーブン・クワンに対しては一転。スプリットを投げることなく、真ん中高めと内角への速球とスライダーでファウルを打たせて追い込むと、クワンの目線と意識を真ん中から内側、高めへと向けさせた上で、カウント2-2からの5球目、外角低めのボールゾーンへのスライダーを投じることに。これにはさすがのクワンも思わずバットが出てしまい、見事、空振り三振に切ってとった。点差のある試合であるとはいえ、ややもすると反撃の流れを呼んでしまいかねない場面での登板で、見事な3者連続三振でしっかりと反撃の芽を摘む見事な投球を見せた松井に、ネット上では「キレッキレ」「えげつない」「クワンが全然打てる感じしないとか」「新守護神抜擢あるな」といった様々な反響が巻き起こることに。
MLB1年目だった昨季は64試合に登板し、しっかりと経験を積んだ松井。今季はこれでまだ2試合目の登板であるとはいえ、今後は出番も増えそうな気配だけに、引き続き、その華麗なマウンド捌きと、“魔球”を駆使した奪三振ショーに期待したいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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