【MLB】フィリーズ 3—2 ドジャース(4月4日・日本時間5日/フィラデルフィア)
球場によってはスタンドインしていてもおかしくない驚異的な一打だった。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でフィリーズ戦に先発出場。3回の第2打席、センターへの大飛球は強風の影響を受けてフライアウトに。現地映像のCGで紹介されると、ファンたちも驚きの声を上げている。
前日のブレーブス戦でサヨナラホームランを放つなど勢いに乗っている大谷。3回の第2打席ではセンター方向に強烈な一打を放った。フィリーズ先発のルザード投手が投じた初球、真ん中高めに投じられた97.1マイル(約156.3キロ)のストレートを強振。スタジアム中に大歓声が響き渡る1発だったが、ひと伸びたりずにマーシュ外野手のミットにおさまった。
打球速度110.1マイル(約177.2キロ)、飛距離344フィート(約104.8メートル)の一打。現地の中継映像では、Statcastを元にCGを使ってこの打球を分析。風速19フィート(約5.8メートル)の強風にあおられた打球は、本来であればセンター後方に落ちるような大飛球となっていたようだ。同じくテオスカー・ヘルナンデス外野手が4回の第2打席で放ったレフトフライも紹介されており、こちらは本来であればスタンドに入っているような一打。敵地の洗礼とも言える強風に手を焼いた。
実際の軌跡と風の影響がなかった場合の軌跡を比較

