勝利した藤井名人は、「経験のない将棋で序盤は少し主張のない形になってしまい、中盤も難しいが自信のない局面が多かった。最後の最後に好転した将棋だったのかなと思う」とコメント。「本局は第1局と違い序盤からじっくりした展開になったが、課題も少なからず見つかったかなと思うので、修正して第3局に臨めればなと思う」と次戦を見据えていた。
一方、敗れた永瀬九段は「後手が待機策の将棋で中盤に少し楽しみがあるかと思ったが、夕休後に課題があるなと感じた」と一局を振り返っていた。
この結果、シリーズ成績は藤井名人の2勝0敗に。注目の第3局は約一週間後の5月9・10日、大阪府泉佐野市の「ホテル日航関西空港」で予定されている。羽田空港から、次なる舞台は関西空港へ。上昇気流に乗った藤井名人が3連覇に“王手”をかけるのか、永瀬九段が反撃を開始するのか。熱戦必至のシリーズから目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





