<大相撲五月場所>◇六日目◇16日◇東京・両国国技館
史上初めて幕内優勝10回を達成した“大横綱の血を引く”新人力士が、大迫力の勝利で館内を沸かせた。体重が倍近く重い相手を豪快に転がした一番に「何者?強くなりそう」「横顔きれい」とファンが盛り上がった。
注目を集めたのは、序ノ口十三枚目・山野邊(出羽海)。今場所序ノ口デビューを果たした山野邊は、第31代横綱・常ノ花の玄孫(やしゃご)だ。常ノ花は大正末期から昭和初期にかけて活躍した力士で、史上初の幕内優勝10回に達したことでも知られる大横綱。引退後は年寄・藤島(のちに出羽海)を襲名し、力士出身としては初の日本相撲協会理事長にも就任、戦後の角界の礎を築いた人物でもある。
次のページ2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



