【MLB】タイガース 1-6 カブス(6月7日・日本時間8日/デトロイト)
カブスの鈴木誠也外野手が「3番・DH」でタイガース戦に先発出場。初回の第1打席で11試合ぶりとなる15号ホームランで先制点をもたらすと、その衝撃の“悪球打ち”には世界中から賛辞の声が寄せられている。
日本時間8日、カブスはタイガースと敵地で対戦。注目のシーンは初回のことだ。2死走者なしの場面、鈴木はタイガースの先発左腕タイラー・ホルトンと対峙すると、3球で追い込まれた後に2球を見極め、フルカウントで迎えた6球目だった。84.9マイル(約136.6キロ)のチェンジアップは低めの際どいボールに。フルカウントということもありこの“悪球”に手を出して捉えた鈴木は、なんとそのままレフトスタンドまでかっ飛ばしてしまったのだ。
打球速度104.9マイル(約168.8)キロ、飛距離376フィート(約114.6メートル)の、いわゆる弾丸ホームランでチームに先制点をもたらし、鈴木はいつものように淡々とした表情でダイヤモンドを一周した。
低めのボールをスタンドまで運ぶ鈴木のパワーと技術に驚いたのは、相手投手だった。打たれた直後からボールの行方を追っていたホルトンは、口を開いて驚きと呆然のようなリアクションを見せていた。
次のページ

