登板直後こそ四球を与え2死一、二塁とピンチを広げたものの、続く打者をわずか1球でセンターフライに打ち取り、“ドヤ顔”でマウンドを降りる。試合の実況を務めた生明辰也アナウンサーも「抑えてやったぜ!という表情とばかりに、キケ・ヘルナンデスがマウンドを降ります」と、その表情に注目していた。

 その後も8回までの2回1/3を36球で投げ抜き、被安打3、失点2(自責1)と堂々の内容。これまで“防御率0.00の男”として伝説化していたキケに今季初失点が記録されたものの、その姿勢と内容には称賛の声が続出した。

 登板時には「キケ!?」「6回から!?」「ロバーツ笑ってるw」「もはやエース」「DHのP二人目か」など、試合展開を忘れて“エンタメショー”化したコメントが殺到。そして、センターフライでピンチを切り抜けた直後には「ないす守護神」「さすキケ」「ナイスクローズ」「ぺトコでも盛り上がるキケ」「さすが防御率No. 1の守護神!w」「強者のオーラw」など、“キケ劇場”の盛り上がりが広がった。

 キケは大谷と交代していたこともあり、その後は7回、9回の打席にも立ち、“リアル二刀流”として注目を集めた。いずれも空振り三振に倒れたものの、“野手なのにマウンドも守る”というキケの特異な立ち位置は、今やドジャースにとって“敗戦処理”以上のエンタメピースとなっている。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】完全に“二刀流”!?キケヘル今季3度目の登板
【映像】完全に“二刀流”!?キケヘル今季3度目の登板

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