さらにギアを入れ替えた藤井竜王・名人が▲8五銀を打ち込むと、チーム天彦の控室では、佐藤天彦九段(37)と広瀬章人九段(38)が呆気に取られる場面も。
佐藤九段「ああ~、そういう…」
広瀬九段「第一感が優れすぎている」
佐藤九段「最善なんだ、へ~…見えなかった(笑)」
と両者は感心するしかない様子だった。こうなれば誰にも藤井竜王・名人を止めることはできない。絶対王者が見せた終盤の突破力には、
広瀬九段「ピッタリ詰んじゃってるのか」
佐藤九段「本当だ!」
広瀬九段「だから詰将棋やっとけって話なんだけど(笑)。全く見えていない我々…。これ、増田くんに(対して)じゃないですよ!」
と“置き去り状態”となっていた。
この様子には、ファンも大興奮。「さすがに手が見えてる」「広瀬のツッコミほんとすこ」「すごかったなこの将棋」「やっぱり詰将棋」「広瀬先生おもろすぎ」「ピコ広瀬いいね」「聡太にだけ見えてる世界があるんやな」「ぴろせの言葉が妙に頭に残るw」「凄すぎて絶句したわ」「気付いたら斬られてたわ」と多数のコメントが寄せられた。
終盤まで形勢不明の大熱戦だったが、藤井竜王・名人が一瞬で抜け出して勝利。リーダーとしての仕事を果たし、チームに2勝目を持ち帰った。
◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


